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「体育倉庫でヤろう」と言われたときから嫌な予感はしていた。

色んな道具のある体育倉庫は、カズヤの好きなプレイをするにはうってつけの場所だから。


そしてその予感通り、私は縄跳びの紐で両手を縛られ、目にはハチマキを巻かれた。


視覚がなくなったせいで他の五感が研ぎ澄まされたのか、不安を訴える心音がいつもよりもうるさく響く。

目を塞がれる前よりも体育倉庫独特のカビや汗の入り混じった匂いを濃く感じて気持ち悪い。


「今日はイイ物持ってきたんだよ」

「…なに…? いいものって…」


その言葉にも嫌な予感を感じながらも、私はぎこちなく愛想笑いを作る。



──ブブブーッ


「っ!?」


突然鳴り渡った低い振動音。

何が起こっているのか状況の全く分からない私はビクンッと大きく身体を揺らした。


「何かわかった?」

「えっ…? け、携帯…?」

「ちげぇよ。ローターだよ。知ってんだろ?」

「ローター…っ?」


とっさに脳裏にピンク色の器具が思い浮かぶ。

そして未知の恐怖がジワジワと下腹部から湧き上った。


「使ったことある?」

「な、ないよ…っ」

「すげぇ気持ちいいらしいよ」

「……っ!」


再び唸るような音が響き、反射的に体が強張る。


「そんな怖がんなって」


脚を掴まれてますます身を硬くした私を、カズヤは小馬鹿にするように笑い飛ばした。


「っあ…!」


下着を手荒く脱がされて、M字に脚を広げられる。

あられもなく秘部をさらけ出すことに恥ずかしさを感じたけれど、胸の内を覆い尽くす恐怖心がその羞恥までもを呑み込んだ。


「ん…っ!」


カズヤの無骨な指が、割れ目を痛いくらいに強く押し広げる。

ゆっくりと、もったいつけるように近づいてくる振動の気配。


『嫌、やめて』と今にも吐き出してしまいそうな言葉を、唇を噛み締めて抑え込む。



「…っふぁ!? あッ!ああぁああ!!」


不安に震えていた身体に突如、電流のような衝撃が走り抜けた。

今まで感じたことのない感覚に私はハチマキの下で目を見開き、喉をのけ反らせて悲鳴を上げた。


「おい、脚閉じんじゃねぇよっ」

「だって…!あっ…!いや、あっ!ああぁあっ!!」


無意識に閉じてしまった脚を力任せにこじ開けられ、再び頭の中が真っ白になるほどの激震が下半身から体中へと駆け巡る。

受け止めようのない荒々しすぎる刺激に耐え切れず、私は夢中で首を何度も横に振り乱した。


「やだ、いやあぁあっ!止めてっ、もう無理…っ!」

「なにが嫌なんだよ。めちゃくちゃ感じまくってんじゃん」

「あああっ!ち、が…っこんなの、あッ!ふあぁあああっ!」


優しさもなにもない無機質な機械の振動に敏感な箇所を責め立てられ、言葉にすることのできない苦痛が涙となって溢れ出る。


そんな私に追い打ちをかけるかのように、ローターが一段と獰猛な唸り声を上げて淫核を押し潰し、揺さぶり始めた。


「ヒああァアあッ!!や、だっやだぁ!も…止めて…っカズヤ…ぁああっ!!」

「もっと強くして欲しいって? しょうがねぇなー…」

「ッやああああぁあっ!!あっ、あぁ!いやあァああッ!!」

「脚閉じんなっつーの。つーか声でかすぎ。口も塞ぐぞ」

「ゃ…っ!やだ、……っう!? ふうぅうっ!」


乱暴に口の中に布を押し込まれ、さらにキツく布を巻かれて口を塞がれる。

多分目隠しと同じハチマキを使ったんだろう。

その目隠しに涙が滲んでいることに気付かなかったのか、それとも見て見ぬふりをしたのか…

カズヤは私の口を塞ぎ終えるとまた平然とローターを手に取って私の秘肉を犯し始めた。

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