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行き同様、帰りもローターの拷問とも言える刺激に弄ばれっぱなしだった。

溢れる愛液がポタポタと太ももを伝っていく。

「…っは、はあ…っ! く、ぅ…っ」

やっとの思いで家につき、玄関に入るや否や私はその場に崩れ落ちた。

…この疼きから早く解放されたい…。

ドロドロに溶けた意識の中で、ペタペタと裸足で廊下を歩く音が聞こえてくる。


「お帰りー」

相変わらずの腑抜けた声と涼しい顔が私を出迎えた。

「…っこ、これでいいんでしょ…!」

雑誌の入ったビニール袋を手渡す。

「ありがと。…で、どうだった? 興奮した?」

「する訳ないじゃんっ…!」

「ふーん、そう?」

「ひゃっ…?!」

不意に、お兄ちゃんに体を抱きかかえられる。

そして何がなんだかわからないままリビングに連れてかれ、ゆっくりとソファーに寝かされた。

「んじゃあ、濡れ濡れ度チェーック」

腰を持ち上げられ、アソコをお兄ちゃんに突き付けるような体勢にさせられる。

「…ちょ、ゃ…っ!」

慌ててアソコを隠すように覆った手を呆気なく捕らえられ、お兄ちゃんの指が裂け目の奥にジワジワと侵入してくる。

「うっわー、大洪水。すんなり2本入ったんですけど?」

「……っ」

「本当は興奮したんだろ? 客にジロジロ見られながらエロい汁垂らしまくってたんだ?」

「違っ…あっ、ぁん…っ!」

クチュ…、と中に侵入した指が蠢き、気持ちいい所を探る。

「一回かイった?」

「んっ…、イってない、よ…っ」

「へぇー、やっぱり中をこうやってされないとイけないんだ?」

「やぁあっ!やめっ…!あっ、ああんっ!」

突然指が激しいピストンを始め、唐突に強い快楽が湧き上がってくる。 

私はただただ身悶えて、情けないくらい甘ったるい声を漏らし続けた。


「だめぇっ…!そんな…っ、ゃ…あぁっ!イっちゃう、イっちゃう…っ!!」

敏感になっているそこはあっという間に限界まで上り詰めていく。

…ああっ…もうだめ…っ!

イク…ッ!

…しかし、絶頂に達しかけた瞬間、それを阻止するように素早く指が引き抜かれた。

「ゃ…っ?」

欲に染まりきることの出来なかったアソコが物悲しげにヒクつく。

ギリギリでイけなかった私はくすぶる快楽の痺れに耐えながらお兄ちゃんを見上げる。

「…何でそんな悲しそうな顔してるの?」

…わかってるくせに…。

何もかも見透かした笑みが憎い。だけど性欲には逆らえない。

私は目に涙を溜め、お兄ちゃんにすがりつく。

「だっ…て…っ」

「何?」

「……っ」

お兄ちゃんが私の耳元に唇を寄せる。 

「…ちゃんとおねだりできたら、もっとイイものあげる」

耳の中をくすぐるその声までもが今の私にとっては快楽となった。

ピクリと体を震わせながら、頭の片隅でお兄ちゃんが今言った言葉の意味を考える。

いいものって…?

この流れでいったら多分……

お兄ちゃんの…?

その答えに行き着いたと同時にアソコが激しく疼くのがわかった。

…欲しい…

お兄ちゃんのが欲しい、気持ち良くなりたい、イきたい…!

「…も…イきたい…っ、イかせて…お願い…!」

感情のままを口にする。

するとお兄ちゃんはクスリと笑って私の頭を優しく撫でた。


「…手加減しないから」

そう言うと私が予想していた通り、お兄ちゃんは下着ごとズボンを引き下ろした。

私が買ったバイブより数段大きいモノがそそり立っている。

これから訪れる快楽を妄想して、アソコがズクンと鼓動した。

不意にカサカサという音が聞こえてくる。

目をやると、お兄ちゃんがコンドームの袋を一つ破っていた。

「…生でやるのかと思った」

「そこまで鬼畜じゃないっての」

「…もう充分鬼畜だし」

「生意気言うんじゃありませんのっ」

「んにっ!」

茶化す言葉と同時に、ゴムをつけたモノの先が中へと侵入してきて、不意を突かれた私は素っ頓狂な声を上げてしまった。

「なに今の声。かわいー」

「うるさ…っ、あ!…っく、ぁあ…っ!」

ズブズブと中を割って入り込んでくるその大きな存在感に腰が痺れ砕けてしまいそうになる。

根元まで埋まっただけで快楽が突きつけていく。

そこから更に緩くピストンを始められると、みるみる疼きの波に呑まれ頭が真っ白になってしまう。

「やっ…!だめっ、動いちゃ…!」

「嫌だ」

「…っあぁあ! やっ、ああぁっ!駄目っ、駄目ぇっ!あっあんっ!」

私の言葉にわざと反してお兄ちゃんは激しく腰を振り乱す。

グジュグジュという中を掻き回される水音がリビングに響く。

大きさと激しさに私は早くも絶頂に駆け上って行った。

「イッちゃうっ、も…っイッちゃうよぉっ!あっ、あっあぁあ!」

叫び喘ぐと、お兄ちゃんは絶頂を急かすように更に荒々しく私の欲望に悶えて収縮する中を揺さぶる。

「イクっ!イッ…、っあ、ああああああーっ!!」

ドクン、と下半身が脈動する。

高ぶった快楽が体の奥底から頭の先へ突き抜け真っ白に弾ける。

ビクビクと震え、そして快楽を放出しきり、これから徐々に落ち着いてくる膣内…
なのに、

「ふゃ…っや、ぁ!ちょっ、も、やめっ…!」

お兄ちゃんの激しい動きは治まらない。

イッたばかりの酷く敏感になった状態でこんな乱暴にされると、気持ちいいを通り越しておかしくなってしまいそうになる。

「ひぁああっ!やだ、やだぁああっ!んあっ、あああっ!」

「手加減しないって言っただろ」

「だ、めっ…!壊れちゃうよぉっ、お兄ちゃっ…やぁああっ!」

「…っは…こんなときだけお兄ちゃんとか言うなよ…。余計燃えるだろーが…っ」

「いやあああっ!イク、イッちゃうっ!やあぁあああーーーっ!!」

「…っ…俺も、出る…っ!」


再び私は絶頂を迎えた。

私がイッてからすぐにお兄ちゃんのモノも私の中でビクビクと小刻みに震え欲を解き放った。


「……はあ…っ、ソファーでやると無駄に疲れるな…」

ヘタリと力無くお兄ちゃんの頭が私の胸にもたれ掛かる。


イきすぎて頭が重く痛む。

こんなに気持ち良くなったの初めてかな…とぼんやり考えながら天井を見上げる。

「気持ち良かった?」

「……最悪」

「またまた」

いつもの涼しげな笑顔に戻ったお兄ちゃんは、私の中からズルズルとモノを引き抜く。

そしてキザっぽく私の頬にチュッと口付けして囁いた。

「…また一緒に遊ぼーね、変態奈津ちゃん」

「……っ」

お兄ちゃんを見詰める私の口からは、反論も悪態の言葉も出てこない。

また、こういうことをしてもらえるのかな…。

密かにそんな期待をする私がいた。

バイブなんかより断然イイこの"遊び"に、理性が麻痺するくらい浸かり込んでしまったらしい。

私はお兄ちゃんの玩具。

お兄ちゃんは私の玩具…?

‐END‐

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