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(もう、いやぁ…っ)
散々弄ばれた突起部は固く張り詰め、下着がこすれるだけでも反応してしまう。
声を押し殺し続けていた為、呼吸は酷く荒い。
しかし、そんな美園をあざ笑うかのように感覚は下へ下へと降りて行く。
(だ、駄目っ! そっちは…!)
「…あ…っ!」
今にも張り裂けそうなほどに熱い疼きに震えていた秘部を撫でられ、美園は思わず声を上げてしまった。
その声を聞き周りにいた生徒達が一斉に美園に視線を向ける。
「どうしたの?」
「…んっ、ううん! 何でもない!」
心配そうに声をかけてきた友人に笑顔で答え、美園は顔を真っ赤にさせうつむいた。
(これくらいにしといてあげるか…)
笹原は肩を揺らし呼吸を乱している美園を眺めながら静かに手を机の上に戻した。
(家に帰ってからたっぷり可愛がってあげるからね…)
放課後、美園は友人の誘いを断り真っ直ぐ家へ帰った。
高ぶった体を一刻も早くどうにかしたかったのだ。
自分の部屋に入りドアを閉めて深い溜め息をつく。
そして鞄を置くなり制服姿のままベッドの上に座った。
シャツのボタンを手早く外し、ブラのホックも外して手を差し入れ乳房を揉みしだく。
「…っあ、あ!」
指先で突起をつまむと一気に理性が弾けた。
壁に背を預け、そこを転がしたりキツくつねったりと煽られた欲情のおもむくままに愛撫する。
敏感になっている体はあっという間に快楽に呑まれた。
左手を湿り気のおびた下半身へと伸ばし、下着の上から割れ目を押す。
割り入った指先がヒクつく肉芽に圧をかけた瞬間、痺れるような快感が全身に走った。
「あぁ…っ!」
美園はたまらず甘い悲鳴を上げる。
夢中になって自らを追い込んでいく美園。
…とそこで不意に鞄の中の携帯がまどろんだ空気を切るように鳴り始めた。
『こちらは留守番電…』
──プッ
一回目、二回目とも電話に美園が出ることはなかった。
しかし笹原はしつこく再び彼女の電話番号へ電話をかける。
そして四度目の電話でようやく『もしもし…っ?』と無理やり声を抑えたような低い声が笹原の耳に届いた。
「もしかしてオナニーしてた?」
『…はあっ?!』
唐突な笹原の問いかけに明らかな動揺をみせる美園。
『なんなのアンタッ? イタズラなら切…』
「ここを弄くってたんだろ?」
そう囁きながら笹原は人形の股間を撫でた。
途端に受話口から美園の喘ぎ声が漏れる。
『や…っ、まさか、これアンタの仕業なのっ?!』
「そうだよ」
『どういうことよこれ! 私の体に何したのっ? アンタ誰?!』
「酷いなぁ。同級生の声がわからないなんて」
『同級生…っ?』
「笹原だよ。同じクラスの笹原」
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