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 「何でこんなに濡れてんの? 実はMだったんだなお前」


「…っ!」


真由美は必死に首を振り否定する。

だが、青井の言う通り真由美の体はいつも以上に敏感になっていた。


どんなに抑えようとしても青井の指が奥深くへ沈む度、中で掻くように指先を動かされる度、体は素直に反応し 太ももへ伝い落ちる蜜を止めることが出来ない。


青井は全てを見透かして不敵に微笑む。


「お前ってホント強情だよな」


何も言い返せず真由美は顔を真っ赤にして、青井の憎たらしい顔が視界に入らないように目を固く閉じ、俯くしかなかった。


「まあ、そういう所も好きなんだけど」


真由美の頭をふわりと優しく撫で、頬まで手を滑らせ自分の方を向かせると青井は濡れた唇に触れるだけのキスを落とした。


「可愛い…。真由美」


「…っん! んんんっ、んぅ!!」


甘い囁きをされるや否や噛みつくような深い口付けを受け、それと同時に急激に指の動きが速まり真由美は容赦なく襲ってくる快感に耐えきれず激しく体をくねらせる。

絶頂に追い詰められている甘美な悲鳴を楽しみながら青井は強張った真由美の舌を貪るように己の舌で絡めとり、時折緩く吸い上げる。


たっぷりと真由美の淫らな姿を堪能したところでようやく指の動きを抑え、唇を解放した。


「…まだイクなよ?」


青井は胸ポケットをあさり、そこから平然とコンドームを取り出す。


「っなんでそんなとこに入ってんの?!」

「もしものときの為に」


「…はぁ…やっぱ変態だこの人」

「外で、縛られながらヤられて感じまくる奴が何を言う」

「うるさ…っあ!」


「パンツびしょ濡れになってるけど?」


不意に下着の上から割れ目をなぞられ、ビクリと大げさに揺れる真由美。

青井は真由美の過敏な反応に、本当に可愛いな。としみじみ思いながら、固くなった自身にゴムを装着し、真由美の下着を一気に引き下ろした。

先があてがわられるだけでゾクゾクと真由美の中の欲望が騒ぐ。

それは青井も同じだった。

普段よりも興奮し張り詰めているそれを、青井は躊躇なく真由美の中にうずめていく。


「っふ…くっ、ぅ…あ、あぁああ…っ!」

「…声」

「っ! …っん、ん、う、うぅっ!」


押し寄せる悦びの波に呑まれる一方、声を制限しなくてはならないという理性が真由美を苦しめる。


いつもなら快楽に従って好きなだけ声を出せるのに、今はそうはいかない。


歯を食いしばり、胸の底から溢れ出してくる恍惚の喘ぎを強制的に抑えつける。


そんな真由美などお構いなしに青井は欲望をぶつけるかのように真由美の内部をかき乱し侵す。


奥を突かれる度ビクンと大きく跳ね、眉にシワを寄せて何が何でも声を抑えようとしている真由美の姿を見下ろす青井の心の中で、もっともっとイジメてやりたいという甘く冷たい感情が湧いてくる。


とめどなく零れる熱い蜜を絡ませ、奥を突き付ける速度を速めてやると、真由美の中のギリギリに保っている理性を強欲がさらってしまおうとのた打ち回る。

 

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