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 「く、ふっ…う、ううぅうっ! …奥っ、やだ…ぁっ!」

「もう少しで終わるから我慢しろ」

「んぅうっ!…っ、ぁ…!くっ、う…!」


上り詰めていく限界を即すように真由美の肉壁が青井の自身を締め付ける。


真由美のこの姿をもっと見ていたいという名残惜しさがあるが、もうそこまで保っていられる余裕はなくなっていた。


真由美の小さな頭を抱き、深く、もっと深くへと真由美の高ぶった熱を求めて自身を激しく出し入れさせる。


「…っ、イクぞ…真由美…!」

「ひっ、ぁ…っあ! っく、ぅ、うぅうっ!!」


ドクン、と青井の体が波打ち淫欲が解き放たれる。


ようやく声を抑える息苦しさから解放され、真由美は余韻のこもった荒い息を吐く。


「…珍しくイけなかったなお前」


「ケホッ…っは、はぁ…っ! っ当たり前でしょ! 声、我慢するのに夢中だったんだから…っ!」


「いつも以上に締め付けてきてたけどな」


余裕の笑みを浮かべて真由美の手首を拘束しているネクタイを解く青井を真由美は真っ赤になって睨み付ける。


「先生だって…! いつもよりイクの早かったじゃんっ」

「…そりゃ余裕なくなるだろ。あんな可愛い姿見てたら」

「……っ!」


生意気に言い返したつもりが逆に追い討ちをくらい、真由美の顔は一層赤く染まる。


「まだだいぶ興奮余ってるくらいだし。…何だったらもう一回ヤる?」


「むっ、無理!!」


「冗談だ馬鹿。続けて二回戦いける程もう若くない」

ゴムを外し口を縛り、淡々と自身を下着の中にしまい、青井は落ち着いた溜め息を一つ吐き立ち上がった。


「あー…ヤバ。授業あと5分で終わる…」


「あーあ。絶っ対教頭先生に怒られるね。自業自得」


子供じみた悪態をつきながら立ち上がろうとした真由美の目の前にス、と細い手が現れる。


自分へ手を差し伸べている青井を真由美はきょとんとした顔で見上げる。


「…何? この手」

「鎖」


「…ふっ、素直に手繋ごうって言えばいいのに」


「だから、お前がどこにでも行かない為の鎖だっての」


青井はふいとぶっきらぼうにそっぽを向く。


強情なのはそっちじゃん。…と、自然にこぼれてきた笑みを俯いて隠し、真由美はその手をしっかりと握りしめた。


‐END‐

 

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