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(もうだめ…早くイきたい…っ)
頭の中で悲願してもルナにはどうすることもできない。
絶頂に焦がれる体を引きずりスタジオに入ると、本番に向けて準備を進めるスタッフたちの威勢のいい声が、かすむ脳内に響いてきた。
「宜しくねっルナちゃん!」
「よっ、宜しく…お願いします…っ」
スタッフに声をかけられ、ピンと緊張が張り詰める。
…見たことのない様々な機材…行き交う人々…
初めてのテレビの世界に、ルナは煮えたぎっていた心の奥が少しずつ冷えていくのを感じた。
「せっかくいい顔にしてやったのに、余計なこと考えるな」
「え…っぁ!」
マネージャーの声でハッと我にかえった途端、ワンピースの上からブラを身に付けていない胸の先端を弾かれ、ルナは不意の刺激に思わず声を漏らした。
「ちゃんと立ち振る舞って帰ってこれたらご褒美をやるよ」
子猫のように震えるアヤの耳元に囁き、送り出すようにポンとルナの肩を叩くマネージャー。
彼のその言葉に真っ先に反応したのは、熱く疼き続けている恥部だった。
(…ごほう…び…?)
期待し高鳴る胸の鼓動と共に、快楽の蕾から卑しい蜜液がトロリとこぼれる。
再燃した情欲はたちまちルナの心を焦がし、たまらない疼きに呑み込まれていくルナ。
そんな淫らな感情に苛まれたまま、ついにルナの初めてとなるテレビ番組の収録がスタートした。
(ご褒美…。これが終わったら、ご褒美がもらえる…っ)
最近になってそこそこ名前の売れてきた若手のお笑いコンビが司会進行し場をわかしているのを遠目に眺めがら、ルナはそのことばかりを考えていた。
焦がれる期待にわななく膣内から熱い愛液がとめどなく溢れる。
それと一緒に中に埋まっているスプレーボトルまでもが抜け落ちそうになり、ルナは慌てて膣壁を引き締めた。
「…っ…ん…!」
引き締めた内部でボトルがこすれ、かすかな快感が生まれる。
マネージャーの言葉と、まるで弄んでいるかのような気まぐれな刺激を送り込んでくるボトル。
それらに頭も体も支配され、ルナの心にはもう緊張や恐れなんてものは残っていなかった。
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