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「裸にされて興奮したのか? この淫乱女…っ!」

「あんっ!あぁんっ!」


私の腰を掴むとカズヤはピストンの速度を上げ始めた。

最奥をひねるように突かれるたび重々しい衝撃が走る。

なんとか痛みに耐えようと、私は壁につけていた手をギュッと強く握り締めた。


「ほらっ…もっと奥にぶち込んでやるよ…っ!」

「あぁんっ!だめぇぇ!おまんこ壊れちゃうぅっ!」


私はAV女優か と自らを嘲笑いたくなる。


おちんぽ気持ちいいよぉ
気持ちよすぎておかしくなっちゃう
もうだめイッちゃう


馬鹿馬鹿しさや気恥ずかしさで気分は冷めっぱなしだけど、カズヤを満足させたいという一心で私はカズヤに仕込まれた言葉を次々と発した。


「今日は、どこにぶっかけて欲しいんだよ…っ?」

「あんっあん! お、お尻に…出してぇっ…!!」


限界が近くなってきたらしく、カズヤはますます乱暴に私の中を犯し始めた。


絶え間ない沈痛に涙がにじむ。


早く終われ…早く終われ…っ

ひたすらそう願い続けていると、おもむろにカズヤのが膣から引き抜かれて、お尻に生温かい感覚がジワリと広がった。


…良かった。やっと終わった…。


「ティッシュある?」

「…スカートの、ポケットに…」


生理のときみたいにお腹が重苦しく痛む。

少しでも痛みを落ち着かせようと、私はその場にズルズルとへたり込んだ。


「ははっ。立てないくらい感じたのかよ?」

「うん…」


のん気に笑うカズヤに力無く愛想笑いを返す。


「ふぅっ。…んじゃ俺行くわ。あとヨロシク」

「…うん…」


「じゃあな」

そう言ってカズヤは私の頭をポンポンと撫でた。


とたんに胸が、きゅうっと熱くなる。


…このたった一回のポンポンだけで私は幸せになれる。

どんなにぞんざいに扱われたって、こうして最後に頭を撫でてもらえば全てを許せてしまう。


…でも、いつまでもポンポンの余韻に浸ってる場合じゃないっ。


カズヤが廊下に出て行くのを見届けると、私はすぐさま立ち上がって棚に置かれていたポケットティッシュでお尻についた精液を拭った。

そしてダッシュしてドアの鍵をかけ、慌ただしくパンツに足を通す。


制服も全部着直し終えたところでようやく緊張が解きほぐれた。


…きっとまたこういうこと要求されるんだろうな…。

そう考えると無意識にため息が漏れた。


こんなこと嫌だけど、でもカズヤに捨てられるのはもっと嫌だ。

こんな私に構ってくれる男なんて、カズヤしかいないもん。



…どうしてもどうしても、彼氏をゲットして学園恋愛というドキドキでキラキラな経験をしたかった私は、男とはまるで無縁だった中学生時代の自分を改変して高校デビューをはかった。


見よう見まねでメイクを覚え、本当は短く切るか後ろで一つにまとめてしまいたい長髪をグリングリン巻いて、パンツが見えそうなくらいスカートを短くして、

無理して一番派手な女子グループの輪の中に入り込んだ。


…けど見た目を変えることはできても中身を変えることはなかなかできない。


流行りのバラエティーや音楽番組より、アド街ック天国やお宝鑑定団を観るのが好きな私はどうにもみんなのノリに合わせることができずかなり浮いてしまっていた。


…でも、カズヤは「面白い奴」と言って私に興味をもってくれた。


初めての二人きりのデートでいきなり公園のトイレで生でセックスをすることには抵抗あったけど、

それでも私はカズヤに「俺のものになれよ」と言われたことが、人生の中で一番と断言できるくらい嬉しかった。


私にはカズヤしかいない。

カズヤに捨てられたら私なんて一生独りぼっちだ。

だから、絶対に、カズヤに嫌われるわけにはいかない。

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