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「ぅ…ケホッ…!」


首にかかる重みで呼吸が詰まる。

どうやら、喉を掴まれてそのままベッドに押し倒されたらしい。


「くだらないこと考えてサッサと離婚を催促しなかった自分を恨め」


私の喉を覆う手に緩く力を加えながら囁いた彼の目からは慈愛の欠片も見いだせなかった。


「や…だ…っ嫌…!」


逃げることのできない恐怖に私は固く目を閉ざす。

そんな私の心を煽るように、ゴソゴソと手早く着衣を脱ぐ音が聞こえてくる。

そして、


「ひッ…!!」


両脚を起こされ、下着を横に引かれ、排泄する所としか今まで意識していなかったそこに固い切っ先が押し当てられた。


「い…ッあ…! いやっ、や…!!」


重く抉られるような嫌悪感と一緒に、身を裂くほどの痛みが全身を貫く。

耐えきれない苦しみに心も身体も悲鳴を上げて、涙が一気に溢れ出した。


「…っ、ちょっとは力抜けよ」

「も…やだ…ぁっ! 痛いっ痛いよぉ…っ!」

「チッ…しょうがねーな…」

「…ッふぁ! あ…!」


全ての神経を襲う痛みに悶えていると、不意にピリッとした痺れが痛みの中心部から流れた。



「何…っあ! んッん…んぅ!」


彼の指先が私の下腹部に何かをしている。

何をしているのかわからないけれど、指が蠢くたびに電流のような刺激が背筋を突き抜けていく。


体の感覚を支配されているようで、私は怖くなって声を荒げた。


「やだ…っ! どこ、触ってるの…っ!?」

「は? どこって…あんたオナニーとかしねぇの?」

「っそんなこと…するわけないでしょ…っ!」

「…へぇ。今時そんな処女丸出しの女いるんだ」

「…っあ! あッあ…!んん…っ!」


強張る神経をゾクゾクとくすぐりながら流れていく感覚に勝手に声がこぼれてしまう。

恥ずかしくなって私は口を手で塞ぎ込んだ。


「でも、感度はちゃんとあるんだな。ここ触られるの気に入った?」

「ん…ッんん…!」


嘲笑混じりの問いかけに何度も首を横に振ったけれど、私の意思とは裏腹に体のあちこちがビクビクと跳ねて呼吸が乱れていく。

全身に浸食していく疼きは抑え込もうとするほど理性に抗って獰猛さを増し荒れ狂う。


「素直に気持ちいいって言えよ。無理やり犯されて、クリ弄られて感じてんだろ?」

「…っ感じて…なんか、ない…ッ!」

「嬉しそうに中ヒクつかせてるクセに…。しかも濡れてきたし」

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