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…ねぇ…これで満足なの?
私やこの家を壊すことで満たされるの?
やっぱり間違ってるよこんなの。
彼だって辛いだけなはずなのに……。
「…ひあっ!!やッあっうぅぅぅ…ッ!!」
倦怠感に包まれながら、もっとちゃんと彼を救うことができたら…と考えをくゆらせていると、そんな私に鞭を振るうかのような激痛が全身に貫き渡った。
今まで中を探るようにジワジワと進んでいた彼の凶器が、一気に奥深くまで打ち込んできたのだ。
最奥を叩いた淫茎は引き吊る内部を摩擦しながら再び膣口へと引き返していく。
「だいぶ動きやすくなったな」
「うぁッ…あ…う、うぅぅ…ッ!!」
膣の壁をえぐっては胎内の深い所まで串刺す容赦のない抽挿は次第に加速していき、打ち付けられる感覚を受け止めきれない身体はただひたすらに悲鳴を上げる。
痛い…苦しい…
私の中を犯すモノも、耳にまとわりつく水音も、勝手にこぼれる自分の声も、
全部全部不快でしかないのに…。
「んっ!ん…ッふ…ぁ!あっあぁあ…!」
下腹部に添えられた彼の指が、再びあの劣情を生み出す。
さっきよりも存在感を増したその感覚はあっという間に私の心を蝕んでいく。
「そこっ…やだぁ…ッ! あっあぁ! ふ…ッうぅ、んぅうっ…!」
「何言ってんだよ。嫌じゃなくてイイ、だろ? 触った途端俺の締め付けてきたぞ」
「ッ…うぅ! んっ、んふッ…ううぅッ!」
羞恥を煽る言葉に私は首を横に振って否定する。
それが今の私ができる精一杯の抵抗だった。
羞恥心すらかき消されるほどの熱い衝動が何度も心身を突き抜ける。
甘い痺れに侵された膣が、中を荒らす熱塊からの刺激に卑猥な悦びを感じ始めたのだ。
指の責め立てで感度を高められた膣壁の一部を荒々しく擦られた瞬間、痛みとは違うゾクゾクッとした感覚が弾けた。
それをきっかけに秘部はたちまち卑しい欲肉へと塗り替えられていった。
…違う…! 感じてなんかない!
こんなの私の体じゃない…っ!
そう頭の中で叫んでも、欲望に堕ちた膣内は男の熱を求めてうねり、歓喜の蜜を吹きこぼす。
「いやッ…ゃ…あっ!」
自分が自分じゃなくなるような感覚が怖くて身じろぐと、逃がさないと言うように彼の手が私の腰を強く掴んだ。
「中も良くなってきた?」
全てを見透かす獣の目。
冷たく歪んだ微笑みが更に深まる。
「…じゃあ、もう加減しないから」
「ッ…! ま、待って…嫌っ…あうぅぅうぅぅッ!!!」
鋭い電流のような衝撃が下腹部で弾けた。
これ以上は無理だと思っていたところよりももっと深い箇所を切っ先が獰猛に突き上げては内壁を捲り返していく。
さっきまでとは比べものにならない奮撃に私は真っ白になりそうになる意識をなんとか繋ぎとめながらシーツをがむしゃらに掻いて悶え狂う。
「っふ…!ぁッあ…!くぅ、ううぅッ!」
「イイ声になってきたな。もっと喘げよ…っ下にいる2人に聞かせてやれよ…!」
「や…ぁっ! あッあぅ!うううぅ…!!」
…嫌だ…お父さんにはこんなの絶対聞かせたくない…っ!
全身が淫情に埋め尽くされても私はその気持ちだけは決して揺るがさず、懸命に歯を食いしばって声を押し殺し続けた。
「はあッ、ぁ…あっ!んん…っ!んふッ…んんんっ!!」
手加減のない杭打ちに欲望の果てまで興奮を高められた下腹部がブルブルとわななく。
この全神経を震わす感覚は、ついさっき心身に深く刻まれたばかりだ。
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