01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 そんな私をなだめるように夏見が私の頭をそっと撫でる。 髪の流れに沿って緩やかに行き交う手の感触が心地よくて、思わず深い吐息が漏れる。 けれど、甘やかなひと時に浸っていたのも束の間 下着の中で陰核に触れたままになっていた指先がゆっくりと移動をし始めた。 「やっ…！ まっ、待って…なつ…ッあ！！」 ぐちゅ、と粘着質な音を立てながら膣内へと指が沈み込んでいく。 初めての絶頂を経験した恥部は驚くほど敏感になっていた。 内壁を割って指が奥へ奥へと侵入していくだけで、昇華されたはずの欲情が再び燃え上がり、快感を体中に駆け巡らせていく。 「ひあっ！あ、あッ…だめ、夏見…っ！」 根元まで沈んだ指は内側をえぐりながら引き戻っていく。 そして今度はさっきよりも勢いをつけて奥深くまで突き入る。 あっという間に肉悦に体を支配された私は、甲高い声で泣き散らしながら夏見の体を掴む手に一層力を込めた。 「やぁあっ…！ そこ、だめぇ…っ！」 私の反応を見てポイントを掴んだのか、指先がひときわ快感の跳ね上がる箇所を重点的に掻き乱し始める。 荒々しい喜悦が押し寄せ、私はただただ身を震わせながら泣き喚くことしかできなかった。 そして激しい刺激に身体も思考も困惑しきった状態のまま、強引に快楽の最果てへと突き上げられていく。 「やっ…いやあっ…！ああぁっ！」 ゾクゾクと背筋がざわめく感覚に絶頂が近いことを感じ、思わず腰を引いて疼きから逃れようとしてしまう。 けれど夏見は、私の頭に添えていた手を腰元まで下ろしてグッと力強く抱き寄せた。 逃げようのなくなった下半身を容赦なく責め立てられ、渦巻く熱情が一度得た法悦を目指して一気に昂ぶっていく。 イき方を覚えた体は、自身ですら驚くほど簡単に絶頂を迎えるようになっていた。 「あぁああっ！ひッ…ぅうう！…もっ…だめ、イッちゃ…っや、ぁ…っふああぁああ！！」 最初の絶頂よりも遥かに勢いを増した恐悦に襲われ、私は背中を仰け反らせて嬌声を教室中に響かせた。 立て続けに快楽の限界を味わされ、体はすっかり上気して力が入らない。 頭の中もドロドロに溶かされて意識が混迷していく。 …それなのに、膣内に埋まった指は動きを止めようとせずヒクヒクとうねる肉壁を無遠慮に掻き回し続ける。 「いゃッ…あぁああ！ やめて…っもぉムリ…ひァッあああぁ！」 ふらつく頭をもたげて夏見を見上げ、何度も首を横に振って限界であることを訴える。 すると夏見は私に顔を寄せて、開きっぱなしの口からこぼれた唾液をそっと舐め取った。 瞳になみなみと溜まった涙のせいで表情は読み取れなかったけれど、頬に触れた吐息に熱がこもっているのがわかった。 夏見はそのまま舌を唇へとたどらせ、軽く吸い付いて自らの唇を重ねる。 甘く柔らかな口づけに恍惚に満ちた疼きが溢れ、奥底で閉じこもっていた女の本能が揺さぶり起こされていく。   Back　Top　Next